背骨や骨盤の歪みは治す必要があるのかについて

初診の時に患者さんに、「背骨の歪みや骨盤の矯正はしてもらえるの‥」「腰痛や肩こりは背骨の歪みが原因って言われたんだけど…」など、よく質問を受けることが多いです…

私は10年前までカイロプラクティックや背骨、骨盤矯正を主体とした治療をしていました。

でも現在は一切、背骨、骨盤の矯正などしていません。

どうしてかと申しますと、背骨や骨盤が歪むのは結果だからです!歪みが出たから痛いのではなく!痛みや違和感や動きの不備(癖)を庇うために骨盤や背骨が歪んだと今では考えています!

例えばですが、成長期に足の骨を骨折して足の長さが2cm違うとしましょう。この方が腰痛で悩まされているとして、この2cmは骨の長さ自体が違うわけですので、これに合わせて歪みを戻しても(実際、戻りませんが…)

腰痛は治りませんよね?もし痛みがましになったとしても、当院では違う要素が関係(脳科学、神経生理学的に考えて)して痛みが軽減したと考えます。

もう一つ例を言うと、先天的に背骨が歪んでいるとします。先天的要因の場合は背骨の歪みを戻すことは、かなり困難だと考えます。確かに力学的に歪みが無い方が、体の負担は出にくいとは思いますが、背骨が歪んでいても一生痛みを出さない人だっています。痛みが出なかったのは、たまたま運がよかったのでしょうか?高齢者で圧迫骨折をして背骨が歪んだ場合、元に戻せるのでしょうか?

このように実際に歪みを作ってしまっているものが、器質的なことによる場合、こういった治療をされている先生はどうするのでしょうか?骨盤の歪みを戻してみても痛みが軽減しなかったら、もしくは悪化してしまった場合はどうするのでしょうか?骨盤や背骨を元の歪んだ状態に戻すような治療をするのでしょうか…ちょっとしか歪んでないのに、すごく痛い人やすごく歪みがあるのに、そんなに痛くない人の差は何なんでしょうか?

生活習慣やスポーツなど体に負担をかけている要素は人それぞれ違うので一概に言えませんが…

なんか屁理屈になってしまっています(^^;)

本題に戻ります。

背骨や骨盤の歪みを戻した方が良いかについてですが、当院では施術した結果、背骨や骨盤の歪みが戻る場合もありますし、そのままの場合もあります。ただ言えるのは、背骨や骨盤が歪んでいたとしても施術後に痛みは軽減しています!

これは少し難しい話になりますので、簡単にご説明します。

人間の痛みは体に張り巡らされた神経の枝により情報を脳は受け取っています。そうです!痛みやその他の感覚は脳があらゆる感覚を元に統合し、運動をするため情報や記憶として蓄えたり、意識にのぼらせたりするための情報源でしかないということです!力学的に負担になっている、怪我をして痛み神経を刺激されたなどの情報は即座に中枢へ送られます。その情報が送られたからと言って痛みが認識(痛いと思う)されるかどうかは分からないということです! 例)サッカーの選手で骨折したのに、痛みなくプレーをしていたという選手の話も聞いたことがあります。

この話も聞いたことがあるかもしれませんが、事故などで切断して無くなった腕や手の痛みを感じる患者さんがいます。これは幻肢痛と言われる疾患です。無くなった腕や手が痛いわけがないのですが、脳では、まだその手や腕を支配していた神経細胞が生きているので、情報処理した結果、無くなった手を痛いと脳が感じている(認識)のです!

そうです!中枢が痛いと判断しているので、中枢が痛みとして認知している原因を考え治療すれば痛みも軽減するということです!

「動いて痛い!」などは、力学的に患部に負担がかかり過ぎている情報を脳が受け取って、患部の傷、負担を軽減するために何をするかと言いますと、意識の中に「痛み」を作り上げることにより、患部への負担を軽減させます!それが動きを鈍くする結果おこる、患部周辺の過剰な筋肉の緊張状態です!👈ここ大事なポイントです!

患者さんの脳が動きを受け入れるか嫌うのかは、患者さんの意志や意識とは関係なく、多くの場合、痛む場所に加わる力(負担になって中枢へ送られる情報)に影響を受けています。

これが痛みの原因です!ですので施術上、背骨や骨盤が歪んなど気にしません。

当院で行う施術法は特殊なテクニック(力学的工夫や中枢神経の特性利用など)を利用して患者さんの手や足をゆっくりと滑らかに動かし、その動きを患者さんの脳へ受け入れてもらえるように調整していきます。

この施術はそういう特徴から体に負担が少ない施術法になりますので、お年寄りからお子様まで安心して受けていただけます。

ちょっと屁理屈のような内容になりましたが…少しでも参考になったでしょうか?