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今回は当院に通院されているパーキンソン病と腰痛の症状を持つ患者さんの症状解説です。

 

ではパーキンソン病について

 

パーキンソン病は皆さんご存知でしょうか?

有名な方でモハメド・アリ、マイケル・J・フォックスがパーキンソン病を発症されて現在も戦っています。

脳は大脳・小脳・脳幹に大別されます。パーキンソン病では、脳幹の中脳の一部の黒質という部分と、大脳の大脳基底核にある線条体という部分の伝達異常が起こることが原因とされています。

パーキンソン病の患者さんは、この黒質から線条体への情報伝達に問題が起こり、パーキンソン病特有の不随運動がおこります。

この情報伝達は脳のネットワークを繋ぐうえで、とても大切になります。神経細胞の情報交換はシナプスとシナプスという糸電話のような繋がりがあります。糸がシナプスとシナプスを繋ぐ役割があり、その糸の代わりに伝達物質を使い情報を送ることで、次の神経細胞に情報を送ったり、逆に抑制(送らないよう)したりします。役割をしています。

この脳の情報伝達物質には主にドーパミン、セロトニン、アセチルコリンがあります。

パーキンソン病の方にはある特徴的な症状があります。

1.ふるえ(特に親指と人差し指で震えることが多く、弾薬を丸めている動きに似ています)

2.固縮(関節が固まるような感じです)

3.無動(本当に体が動かないような又は動きずらい一歩目が出ない感じです)

4.姿勢反射障害(姿勢を上手くコントロール出来なくなります)

この症状が現れたら、パーキンソン病を疑う必要があります。

高齢者の方も不随運動が見られる方も結構おられます。例えば顔が勝手に震えたり、手が震えていたりするかたや極端な前傾姿勢や小刻み歩行(歩行時に足が上がっていない)

ちょっと長くなるので、症状については、検索して見てください。

では腰痛になっている原因を説明いたします。

 

これは上記の4つの症状の中にある「姿勢保持障害」や「固縮」が原因とされる場合など、腰痛の原因として3つが考えられます。

一つ目

 まず姿勢保持障害はパーキンソン病の患者さんは腰が曲がり前傾姿勢になっている方が多くいます。この姿勢傷害により、体が起こしたくても起こせなく前傾姿勢のまま生活を余儀なくされるため腰に負担が掛かり痛みが出やすくなったこと

二つ目

 固縮が原因で体の関節が思うように動かせなくなります。そのため正常な時には無かった筋肉の過剰な緊張状態で関節を動かすため関節に多大な負担がかかり腰痛になった。

皆さんも大勢の前で発表をしたり、ここ一番という時に緊張して体が思うように動かしにくくなったことないですか?その状態とよく似ています。

三つ目

 脳の中の伝達物質であるドーパミンが不足することにより起こる筋緊張、痛みのコントロール。

ドーパミンは筋緊張の調整をしたり、不必要な動きを止めるときに働いていたり、痛みが脳に伝達され痛み強く感じるときにドーパミンを放出することにより痛みの閾値を上げ痛みを感じにくくする作用などがあります。

※閾値とは、ある反応を引き起こすのに必要な最小あるいは最大の値

そのドーパミンが不足することにより脳内で痛みを感じやすくなり、ちょっとした負担を痛みと認識してしまい、痛みを感じやすくなります。普段なら何でもない歩いた時の振動刺激や屈む動作ですら痛みを感じるようになるということです。

※不安や鬱(うつ)と、この経路は密接に関係しているため、ネガティブな時やうつ症状の方は痛みを感じやすくなります。

この患者さんの腰痛もこういったことが、重なっていたと考えられます。

パーキンソン病の治療は主に薬物(L-ドーパ)などによるドーパミン不足の改善で痛みの閾値や筋肉の緊張状態、調整作用を正常に近づけ痛みや体の動きのを良くします。

 少しでも参考になったでしょうか?

 腰痛でお悩みの方どこに相談してよいか分からない方、お気軽にお問い合わせください!(^^)/