当院の患者さんで「先日から頭痛と関節痛があるんですけど」と言われたので、詳しくお話を聞くとあちこちの関節が痛いとおっしゃっていました。

「熱は測りましたか」?と聞くと「測っていないです」と言われてあやしいと思い

熱を測ると38度ありました…(^^;)

その後、施術はせずに病院へ行っていただきました。

その後、患者様から電話がかかってきました。…電話で「先生すいませんインフルエンザでした」と謝りの電話がありました。 

ではなぜ関節痛や頭痛になるのでしょうか?

インフルエンザの初期症状で発熱と共に全身が痛くなる場合があります。

インフルエンザにかかるとウィルスから体を守ろうとする物質がウィルスと戦う際に発熱や関節痛や頭痛・筋肉痛が起こっている状態だからです。

では、体の中では何が行われているのでしょうか?

ウィルスが体内に入り込むと、白血球のマクロファージから「ウィルスが来たぞ!ウィルスを退治しろっ!」というメッセージをサイトカインと呼ばれる物質を分泌して脳に伝えます。

その時に一緒に生成されるのがプロスタグランジン(PEG2)です。主にこのプロスタグランジン(PEG2)が痛みの原因となります。

 

プロスタグランジンが痛みに作用する過程は後程説明します。

わざわざ痛みを伴うプロスタグランジンを出すのは、プロスタグランジンにもインフルエンザウィルスと戦う大事な役割があるからです。

ここでのプロスタグランジンの主な働き

・血管を広げ血流量を増加させる。
・熱に弱いウィルスをやっつけるために発熱させること。


プロスタグランジンには血管を広げ発熱させて免疫細胞に活躍させたり、止血したりする役割があります。

発熱することでリンパ球を活性化させて増殖を防いだり、免疫反応を高めたりしています。


インフルエンザの際の関節痛や筋肉痛をやわらげる方法。

1.炎症を起こしている時と同じですので、まず関節痛がある部分のアイシング(冷やす)。
2.解熱鎮痛剤を使い熱を下げること。


解熱鎮痛剤を使うと痛みが軽減する理由は

解熱鎮痛剤
にはプロスタグランジンの分泌を抑える働きがありますが、プロスタグランジンは間接的に疼痛を受容(痛みを感知するセンサーみたいなものです)する受容器に作用することで、痛みを強くしたり、痛みを伝わりやすい状態にして過敏状態を作ります。免疫系にも作用しますので、炎症に伴った痛みも助長されます。解熱鎮痛剤はプロスタグランジン(アラギドン系)の代謝過程を抑える効果があるため痛みが軽減します。

 

ただし体の発熱には病原菌の増殖を防いだり、体の免疫反応を高めて回復を早くしてくれる働きもあります。 熱を下げ過ぎる、体を冷やしすぎると治りが遅くなってしまうので、注意が必要です。

関節痛になったらお早めにご相談ください。

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