足の外側(外くるぶし辺り)の痛みは捻挫ではなく腓骨筋腱炎かもしれません?

今回は外くるぶしの痛みについてお話ししたいと思います。

先週、来院された患者さんが、この腓骨筋腱炎の疑いがある症状でした。

外くるぶし(外果)の痛みは基本、捻挫(内返し)による痛みがほとんどですが、まれにこの腓骨筋腱炎があります。

捻挫の場合、損傷する靭帯がだいたい決まっている(前距腓靭帯)ので痛む場所もその周辺です。

場所は外くるぶしのすぐ前あたりを押さえると圧痛があったり腫れがあります。

 

重度の場合は外くるぶしの下や、少し前辺りまで痛む場合があります。

外くるぶしの少し前や外側を痛める場合は、二部靭帯損傷の疑いがあります。

 

 腓骨筋腱炎の場合、痛む場所もどちらかというと、足の外側や足底に近い場所(第五中足骨、楔状骨あたり)の痛みを訴えたり、外くるぶしの後ろ側あたりに痛みを訴える場合があります。

 

足のくるぶしの後ろの痛みは三角骨障害(足関節有痛性三角骨)でも痛みが出る場合があります。つま先立ちなどで痛みがある場合、この障害を疑います。この障害で有名な選手は大谷翔平選手です。この過剰に出来た骨のために痛みがあったので手術をしたと思います。

今回この少年は、別に捻挫をしたようなこともなく、徐々に歩いているときに痛くなってきたそうです。

捻挫の場合、はっきりとした原因動作が存在しますので、除外になります。

この腓骨筋腱炎は捻挫後の後遺症としても痛めることもあります。というのは捻挫をしたときに痛めた靭帯が修復されないままに運動復帰をした場合、靭帯(延びている状態)が緩くなっているために、捻挫をしそうになる動き(外反、内返し)を防ぐために本来ある靭帯(前距腓靭帯)の代わりに、この腓骨筋が必要以上に頑張ってしまい結果、痛めてしまいます。

今回の少年は過去に捻挫をした経験もなく、持久走後に痛くなったそうです。ということは持久走をしている時の走り方が原因で腓骨筋腱を痛めてしまっている可能性がありました。

この場合、繰り返し繰り返しの腓骨筋腱へのストレスが加わり痛めたと考えます。

痛めた原因動作は持久走時に走っていたトラックに問題があると思います。

 

このトラックを走るときに、直線ではなくカーブを曲がっているときに痛めた可能性があります。

 

言い忘れましたが、この選手は短距離選手です。100m、110mハードルが専門ですので、この時には痛めていません。違いは直線で走るか、カーブがあるかの違いなのかと思います。

 

この障害を起こしたきっかけは何だったのでしょうか?

 

 

次回にその答えを書きたいと思います。次回も楽しみにしていたくださいね!

 

足の痛みでお困りなら、お気軽にご相談くださいね。電話相談時に「走ると足の外側が痛いのですが」とお伝えくださいね。

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西宮市山口町下山口5丁目1-11-103

院長 藤本 博文